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授乳中に食べてはいけないものはある?食事制限の誤解を解き安心して食事を楽しむコツ

授乳中に食べてはいけないものはあるのか気になりますが、実は「絶対に禁止」とされている食品はほとんどありません。ただし、アルコールや一部の成分については注意が必要です。

「甘いものはおっぱいが詰まる」「辛いものは避けるべき」といった噂を耳にして、大好きな食事を我慢していませんか?

実は多くの食事制限は医学的な根拠のない誤解であることが多いため、過度に神経質にならなくても大丈夫。

この記事ではアルコールやカフェインとの向き合い方、さらに産後の体力を回復させる食事のコツまで詳しく解説します。

読み終える頃には食事への不安が消えて、赤ちゃんと笑顔で食卓を囲めるようになっているはずですよ。

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この記事のポイント
  • 授乳中に食べてはいけない食品は基本的になし
  • アルコールやカフェイン、水銀の摂取量には注意
  • 過度な制限は不要。バランス良く食べ体力を回復

授乳中に食べてはいけないものはある?基本の知識

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授乳が始まると、自分の食べたものが直接赤ちゃんに影響するのではないかと、毎日の食事に慎重になりますよね。

まずは、医学的な視点から見た「授乳中の食事に関する基本的な考え方」について確認していきましょう。

アルコール

授乳中の飲酒については、基本的に控えることが推奨されています。

アルコールは母乳へ移行するため、赤ちゃんの睡眠や発達に影響を与える可能性があるからです。

厚生労働省の指針や海外の専門機関でも、アルコールは乳汁へ移行するため摂取を控えるべきと明確に示されています。

お祝いの席などで飲酒する場合でも、「2〜3時間空ければ必ず安全」とは言い切れません。

なぜなら、アルコールが体から抜ける時間は飲酒量だけでなく、体重やアルコール度数、飲んだ時間帯などによって大きく変わるためです。

そのため一律に「何時間後なら大丈夫」と判断するのではなく、できるだけ飲酒を避けることが安心につながります。

どうしても飲む場合は、事前に搾乳しておく、ノンアルコール飲料を選ぶなどの工夫も検討してみてくださいね。

薬の服用

体調を崩した際の薬の服用も、ママにとっては大きな不安要素の一つではないでしょうか。

実は、多くの市販薬や処方薬は授乳中でも安全に使用できることが分かっており、過度に心配しすぎる必要はありません。

ただし、成分によっては母乳への移行量が多いものもあるため、自己判断で服用するのは避けたいところです。

診察を受ける際は必ず授乳中であることを伝え、医師や薬剤師に相談して安全な薬を選んでもらうのが最も安心な方法ですよ。

水銀を多く含む大型魚

授乳中に絶対食べてはいけないわけではありませんが、キンメダイやメカジキ、クロマグロなどの大型魚は水銀を比較的多く含みます。

厚生労働省でも妊娠中・授乳中は食べる頻度や量に配慮するよう案内されています。

刺身や寿司を楽しむ際は、さまざまな魚をバランスよく選ぶようにしましょう。

助産師としてよくある相談

私が母乳相談でよく受ける質問のひとつが、

「ケーキを食べたら乳腺炎になりますか?」
「お餅を食べるとおっぱいが詰まりますか?」

というものです。

実際には、特定の食べ物だけが直接乳腺炎の原因になるとは考えられていません。

むしろ授乳間隔が空くことや、疲労・睡眠不足・ストレスなどの影響が大きいとされています。

そのため、食事を極端に我慢するよりも、しっかり休息を取りながらバランス良く食べることの方が大切ですよ。

私がよくお伝えする食事の考え方

授乳中のお母さんに私がお伝えしているのは、

「食べてはいけないものを探すより、食べられるものを増やしましょう」

ということです。

産後は睡眠不足や疲労が続くため、食事制限を頑張りすぎると心も体も疲れてしまいます。

主食・主菜・副菜を意識しながら、好きなものも適度に楽しむ。

それくらいの気持ちで十分です。

お母さんが笑顔で食事を楽しめることも、育児を続けるうえで大切な栄養のひとつです。

赤ちゃんの健康を守るためにも、アルコールや薬には細心の注意を払いましょう!

目次

摂取量に注意が必要なものと飲み物

「絶対に食べてはいけない」わけではなくても、赤ちゃんの様子を見ながら量を調節したい食品がいくつかあります。

ここでは、毎日の生活の中で特に気になる飲み物や食べ物の摂取目安を見ていきましょう。

コーヒー

育児の疲れを癒してくれるコーヒーですが、カフェインの摂りすぎには少し注意が必要です。

カフェインは母乳を通じて赤ちゃんに伝わりやすく、赤ちゃんが興奮して寝つきが悪くなったり、ぐずりの原因になったりすることがあります。

日本の厚生労働省や海外のガイドラインでは、1日のカフェイン摂取量を200mgから300mg程度に抑えることが推奨されていますよ。

これはマグカップであれば2杯から3杯程度にあたるので、1日の楽しみとして適量を守って味わうのがおすすめです。

もし赤ちゃんの夜泣きが気になる場合は、夕方以降はカフェインを含むものを摂らないようにしたり、カフェインの少ないデカフェを選ぶなど工夫をしてみるのも良いでしょう。

美味しいコーヒーを上手に取り入れて、無理のない範囲でママの心を満たしてあげることが、楽しく授乳期を乗り切るコツですよ。

エナジードリンク

寝不足で体が重いときに手が伸びがちなエナジードリンクですが、授乳中は成分表示をよく確認しましょう。

エナジードリンクには、一般的なコーヒーよりも多くのカフェインや多量の糖分、ハーブ成分が含まれていることが多いからです。

これらを一気に摂取すると、ママ自身の心拍数上昇や、赤ちゃんの興奮状態を招くリスクが高まってしまいます。

どうしても元気が欲しいときは、ノンカフェインの栄養ドリンクや、休息を優先させることで体を労わってあげてくださいね。

チョコレート

甘いチョコレートは産後のストレス解消に最高ですが、こちらにも少量のカフェインが含まれています。

また、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分も、大量に摂取すると赤ちゃんに影響を与える可能性があると指摘されています。

普通に数粒食べる程度であれば全く問題ありませんが、板チョコを何枚も一度に食べるようなドカ食いは避けるのが安心です。

質の良いチョコを少しずつ、ゆっくり味わうことで、満足感を高めながら上手に付き合っていきましょう。

カレー

「辛いものを食べるとおっぱいが辛くなる」という噂を聞いたことがあるかもしれませんが、実は科学的な根拠はありません。

ただし、香辛料の強い刺激はママの胃腸に負担をかけ、消化不良を起こしてしまうことがあります。

ママの体調が崩れると母乳の出に影響することもあるため、激辛カレーなどは避けたほうが無難かもしれませんね。

市販の中辛程度であれば問題ないので、自分の胃腸の調子を見ながら美味しくいただくのが一番ですよ。

キムチ

カレーと同様に、キムチなどの辛い食べ物も基本的には制限する必要はありません。

韓国などの日常的に辛いものを食べる文化圏でも、授乳中に極端な制限をしていないことがその証拠とも言えます。

ただ、赤ちゃんによっては特定の食材の匂いが母乳に移ることで、飲みが悪くなるケースが稀にあるようです。

もし食べた後に赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じたら、少し量を減らすなどして調整してみるのがいいですね。

カフェイン含有量の目安(100mlあたり)

飲み物の種類カフェイン量特徴
ドリップコーヒー約60mg1日2〜3杯が目安
インスタントコーヒー約57mg手軽だが飲みすぎに注意
紅茶約30mgコーヒーの半分程度
煎茶・ほうじ茶約20mg比較的少ないが水分補給は水がベスト

大好きなコーヒーも、1日2〜3杯までなら安心して楽しめますよ!

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助産師としてよくある相談

私が母乳相談でよく受ける質問のひとつが、

「授乳中はコーヒーを完全にやめた方がいいですか?」

というものです。

結論から言うと、適量であれば過度に心配する必要はありません。

実際には、毎日コーヒーを楽しみながら母乳育児を続けているお母さんもたくさんいます。

大切なのは「ゼロにすること」ではなく、飲み過ぎないこと。

育児中のほっと一息つく時間も、お母さんの心を整える大切な時間ですよ。

授乳中の食事制限に関する誤解と新常識

昔から「お餅を食べると詰まる」「ケーキを食べると乳腺炎になる」といった話がありますが、最新の医学では見解が変わってきています。

ここでは、現代のママが知っておきたい食事制限の誤解と、新しい常識について詳しく解説します。

除去食の不要性

今の医学界では、授乳中に特定の食品を絶対に食べてはいけないという考えは否定されています。

千里丘かがやきクリニックの解説によると、母親が自己判断で特定の食品を除去することは、母子の栄養不足を招くリスクがあるため推奨されていません。

「あれもダメ、これもダメ」と制限を増やすよりも、多様な食材をバランスよく食べることの方が、母乳の質を維持するためには重要です。

何かの食材を完全に断つのではなく、偏りがないように食事を楽しむことが、ママ自身の健康回復にも繋がりますよ。

最新の医学的ガイドラインでは、過度な食事制限よりもバランスの良い食生活が優先されています。詳しくは授乳ケアと食事の注意点で解説しているので、あわせて確認してみてくださいね。

脂質の多い食事の噂

「脂っこいものを食べると母乳がドロドロになる」というのも、実は科学的な裏付けが乏しい迷信の一つです。

乳腺炎の原因は食事の内容よりも、赤ちゃんの吸い方や授乳の間隔、ママの過労やストレス、下着による圧迫などが大きく関係していると言われています。

もちろん、毎日揚げ物や生クリームばかりを食べるのは健康的ではありませんが、たまにケーキを楽しむ程度で乳腺が詰まることは稀です。

食事制限でストレスを溜めるよりも、バランスよく食べて休息をしっかり取ることの方が、おっぱいのトラブルを防ぐ近道になります。

もし胸にしこりや痛みを感じた場合は、食事のせいにする前に適切なケアが必要です。早めに乳腺炎の対処法を確認して、症状を悪化させないようにしましょう。

助産師として感じる食生活との関係

母乳相談でお話を伺っていると、乳腺炎やしこりが気になる時期に、食生活の乱れが重なっている方は少なくありません。

例えば、

  • 忙しくて朝は菓子パンだけ
  • 食事を取る時間がなくお菓子で済ませる
  • 疲れてスナック菓子ばかり食べてしまう

というケースです。

もちろん、ポテトチップスやケーキを食べたからといって、それだけで乳腺炎になるわけではありません。

ただ、睡眠不足や疲労、授乳間隔の乱れに加えて食生活も偏っていると、体調を崩しやすくなる印象があります。

私自身は、「お菓子を絶対にやめましょう」ではなく、

「まずは1日3食の食事をできる範囲で整えましょう」とお伝えしています。

産後は完璧な食生活を目指す必要はありません。

お菓子も楽しみながら、主食・主菜・副菜を少し意識するだけでも十分ですよ。

アレルギー予防の真実

「卵や牛乳を控えると赤ちゃんのアレルギーを予防できる」という話を聞いて、除去食を頑張っているママもいるかもしれませんね。

しかし、厚生労働省の指針では、妊娠中や授乳中に特定の食材を避けても、赤ちゃんのアレルギー発症を予防する効果はないとされています。

むしろ、お母さんが偏った食事をすることで必要な栄養が不足し、赤ちゃんの成長に影響が出るデメリットの方が大きいのです。

赤ちゃんのアレルギーが心配な場合でも、ママ自身は制限をせず栄養豊富な食事を摂るのが、現在の正しいスタンダードですよ。

「お餅やケーキはダメ」という古い迷信に縛られず、もっと気楽に考えて大丈夫ですよ!

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授乳中に意識したいおすすめの栄養素

食事制限を気にするよりも、「何をプラスするか」を考える方が、育児を乗り切るパワーになります。

ここでは、授乳中のママが積極的に取り入れたい栄養素と、日々の食事を楽にするコツをご紹介しますね。

タンパク質

タンパク質は筋肉や血液、そして母乳を作るための最も重要なエネルギー源の一つです。

産後の体力回復を早めるためにも、お肉やお魚、大豆製品、卵などを毎食しっかりと取り入れるようにしましょう。

授乳期は通常時よりも多くのタンパク質が必要になるため、意識してプラスすることが大切です。

手軽に食べられる納豆や豆腐、ゆで卵やおさかなソーセージなどを常備しておくと、忙しい育児の合間でも効率よくタンパク質を補給できますよ。

カルシウム

母乳を通じて赤ちゃんにたくさんのカルシウムが届けられるため、ママの体はカルシウム不足になりやすい状態です。

カルシウムが不足すると将来的な骨粗鬆症のリスクにもなるため、牛乳やヨーグルト、小魚などを積極的に食べましょう。

食事だけで補うのが難しいときは、カルシウム入りのウエハースや小魚アーモンドをおやつにするのもいいですね。

ママの健康な体を維持するためにも、毎日の食卓にカルシウム源を一つ添える習慣を身につけておきましょう。

ノンアルコール飲料

どうしてもお酒の雰囲気を楽しみたいときは、最近種類が豊富になっているノンアルコール飲料が強い味方です。

最近のものは技術が進んでおり、ビールやサワーのような本格的な味わいを楽しめるものがたくさんあります。

アルコール度数が0.00%のものを選べば、授乳の時間を気にせず、いつでも安心してリフレッシュできますよ。

飲み会のような気分を味わいながらノンアルコールでストレスを解消するのは、今の時期にぴったりの楽しみ方ですね。

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宅食サービスの活用

栄養バランスを考えながら毎日料理をするのは、産後のママにとって非常に大きな負担ですよね。

そんな時は、管理栄養士がメニューを監修している宅食サービスや冷凍弁当を活用するのも一つの手です。

レンジで温めるだけで健康的な食事が摂れるため、買い物や調理の手間を大幅にカットして自分の休息時間を増やせます。

無理をして手作りすることにこだわらず、便利なサービスを上手に使ってママが笑顔で過ごすことを最優先に考えましょう。

授乳中はエネルギー消費が激しいため、急な空腹感に襲われることが多々あります。ナッツやバナナなど、片手で手軽につまめて栄養価の高いものを常備しておきましょう。手の届く場所に置いておけば、赤ちゃんを抱っこしたままでもサッと栄養補給ができるのでおすすめですよ。

宅食サービスは私も使っていましたが、本当に助けられました! 自分を甘やかしてOKです。

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授乳中に食べてはいけないものはある?に関するQ&A

刺身や寿司などの生ものは食べても大丈夫ですか?

はい、基本的には食べても問題ありません。ただし、食中毒のリスクを避けるために鮮度の良いものを選び、水銀含有量が多いとされる一部の魚(メバチマグロやキンメダイ等)を大量に食べすぎないよう注意しましょう。

もしアルコールを一口飲んでしまったらどうすればいいですか?

少量を一度飲んだだけであれば、過度にパニックになる必要はありません。その後の授乳を数時間控え、体内のアルコールが抜けるのを待ってから再開するようにしましょう。心配な場合は、一度搾乳して捨てることで安心感を得られることもあります。

ケーキや揚げ物を食べた後、胸が張る感じがしたら食事を制限すべき?

胸の張りは赤ちゃんが飲む量と作られる量のミスマッチが主な原因です。特定の食べ物のせいと決めつけず、まずは授乳姿勢を見直したり、こまめに吸ってもらったりして様子を見ましょう。繰り返す場合は、助産師さんなどの専門家に相談するのが一番の解決策です。

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まとめ:授乳中も食事を楽しみ体力を回復しよう

この記事のまとめ
  • 授乳中に絶対食べてはいけない食品はないため、極端な食事制限よりもバランスの良い食事を優先しましょう。
  • アルコールやカフェイン、水銀を含む魚などは摂取量に注意が必要ですが、工夫次第で安心して摂取可能です。
  • 甘いものや脂っこい食事が乳腺炎に直結する医学的根拠は乏しいため、過度な我慢をせず適量を楽しみましょう。
  • 母体の回復と母乳生成を促すために、鉄分やカルシウム、葉酸といった栄養素と水分を十分に摂取しましょう。

授乳中の食事で、絶対に避けたいのはアルコールと安全性が未確認のCBD製品。

赤ちゃんの健やかな成長を守るため、今は控えるのが賢い選択。

一方で、薬の服用については過度に怖がらなくて大丈夫です。

医師や薬剤師に相談すれば、ママの体に優しく、授乳中も安心して使える薬がちゃんと見つかります。

毎日の食事で一番大事なのは、あれもダメこれもダメと制限しすぎないこと。

栄養バランスを意識しつつ、ママ自身が「おいしい」と笑顔になれる食事を優先してください。

ストレスを溜めない環境作りこそ、質の良い母乳と元気な育児につながる鉄板の秘訣。

まずは今日のご飯に大好きなメニューを一品取り入れて、心も体もリフレッシュしましょう。

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この記事を書いた人

大学病院にて助産師歴15年以上、4児の母。

自身の経験から、妊娠・出産・母乳育児の悩みに寄り添う情報を発信しています。

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